コーポレートサイトでは使わないほうがいいカリギュラ効果
- 2019.06.29
カリギュラ効果とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことを言います。
例えば、「お前達は見るな」と情報の閲覧を禁止されると、むしろかえって見たくなる心理現象が挙げられます。
映画「リング」で「見たら7日後に死ぬ」映像がありますが、「見なきゃいいのに…」と思った方も多いと思います。
ですが、カリギュラ効果を考えたときに「見たら7日後に死ぬ」という禁止事項は最強の表現の一つと言えるでしょう。
近年ではYouTubeの動画コピーとしてよく目にします。
ダイエット関連のコピーで「痩せたくない人は絶対に見ないでください」など、一瞬イラッとするアレのことです。
■鶴の恩返し
鶴の恩返しの教訓は「ルールや約束を破ってはいけない」ことや「他者を思いやる心の尊さ」だと思います。
しかし、カリギュラ効果的には「絶対に中を覗いてはいけません」と言われなければ万事うまくいったのでは?と思ってしまいます。
このように様々な場面で利用されるカリギュラ効果ですが、効力が強い半面、多用されるようになってしまった為、不信感を覚える方も多いです。
コーポレートサイトでわざわざ不信感を募らせる表現を使う理由はありません。
信頼性を高めたい場合には使わないほうが賢明です。