フット・イン・ザ・ドア
- 2019.07.05
訪問販売員の初歩的なセールステクニックに「フット・イン・ザ・ドア」と呼ばれるものがあります。
これは、初めから大きな依頼をするより、まず小さな承諾を得て、その後に大きな依頼をしたほうが、その依頼を承諾して貰いやすい、というものです。
例えば、デアゴスティーニ社の「創刊号特別価格490円 ※2号以降は標準価格1,340円」というCMを見たことがないでしょうか。
これは「フット・イン・ザ・ドア」を利用したもので、創刊号を安く提供することでそれ以降の大きな依頼を承諾して貰いやすくしています。
Spotify等のサブスクリプションサービスの多くは初月~3ヶ月程の料金を無料に設定しています。
これは、最初の「アカウントを作って貰う」という小さい依頼を通すために行っている、と考えることができます。
実際はフリーミアムモデルはもっと複雑ですが、「フット・イン・ザ・ドア」を入り口にしていると思います。
他にもエステなどの初回料金が妙に安い場合は、この手法と考えて良いでしょう。
いかがでしょうか。
売りてとしてこの手法を効果的に利用するには、商品価格を広く展開して、段階的に購入して貰える仕組みを作ることが有効です。