相手との共通項を示すと好意をもたれやすくなる
- 2019.10.09
人は、自分と共通項がある相手に好意を抱きやすいという心理 があります。
具体的には、名前や誕生日、年齢、血液型、卒業 校、出身地、趣味等です。
また、相手の誕生日が同じだと見知らぬ人からの依頼でも承諾する率が高いという心理学の実験結果や、自分と似た名前の人か らの依頼にも承諾する率が高いという実験結果もあります。
人は自分と関連がある相手、類似性のある相手、共通項のある相手に好意を抱きやすいということは、あなたとお客様の間に何 らかしらの「関連」「類似性」「共通項」があれば、お客様はあなたに好意を抱きやすい、ということになります。
社会心理学者R・B・チャルディーニは次のように述べています。
「顧客からよい反応を得るには、名前、信条、出身地、出身校など何であれ顧客と類似点のある販売担当者が売り込みをしたほうが効果的だ。」
お客様との間に「関連」「類似性」「共通項」をつくり出すときには私は『木戸に立ちかけし衣食住』を利用しています。
この言葉は営業先でお客様との会話の糸口になるキーワードを並べたものです。
「き」は、気候、天気のこと。
「ど」は、道楽や趣味。
「に」は、ニュース。時事、経済、スポーツニュース等です。
「た」は、旅。旅行の話のこと。
「ち」は、知人や友人の話。
「か」は、家庭のこと。
「け」は、健康、身体、病気のこと。
「し」は、もちろん仕事のこと。
そして、衣食住の話題となります。
初対面の相手やあまり話が弾まない人との会話のきっかけをつかむためにこれらのネタを順に話題にすると、ネタに困らないということですが、初対面の人と話をするときはこれらのネタを振りながら、相手との「関連」「類似性」「共通項」を探すようにするとよいでしょう。