身につまされるレイク・ウォビゴン効果
- 2019.06.21
ウェブとは特に関係のない内容ですが「へー」と思ったので記事にします。
■レイク・ウォビゴン効果とは
レイク・ウォビゴン効果とは、心理学で「自分は他の人と比べると、平均以上である」と自己評価を過大に捉えるという基本的な帰属の錯誤を生み出す認知バイアスのことである。
(Wikipediaより引用)
「レイク・ウォビゴン(Lake Wobegon)」とは、ギャリソン・ケイラーという作家が、ラジオ番組の作品に描いた架空の村の名前です。
レイク・ウォビゴンは、「全ての住民が平均以上に美男美女で、子供たちはみんな平均以上に優れている」村です。
勿論、こんなことはまずあり得ないのですが、多くの人は自分のことを平均以上だと考えているようです。
例えば、自分の家庭が上流・中流・下流家庭のどれに当たるか考えてみると多くの人は中流家庭だと思うのではないでしょうか。
しかし、日本国内に限って言えば、ほとんどの家庭は下流家庭に属します。
最近、自動車事故やあおり運転をよく耳にしますが、これもレイク・ウォビゴン効果が関係しているかも知れません。
と言いますのも、自動車免許を持っている人の90%は、「自分の運転スキルは人並み以上に優れている」と考えており、最近交通事故を起こした人でさえ、自分を高く評価していると言われているからです。
■客観的事実を見てから自信を持とう
「自分は平均以上に優れている」という根拠のない自信を持つことは、必ずしも悪いことではありません。
自信がなければ行動に移すことが難しくなるからです。
とはいえ、あなたが経営者や責任者なら客観的事実を重んじるべきでしょう。
結果を伴わない自信満々の人が上司だったら部下は困ってしまいますものね。