話し合いは妥協案をもって望むべきかも
- 2019.07.01
仕事柄、初対面の方々と打ち合わせをさせていただくことが多いのですが、議論が平行線を辿ってしまうことがあります。
技術的には可能だけれど予算的に難しい場合や、予算的に問題はないけれど私の経験上、またはウェブのルール的にやめたほうが良いご提案をいただいた場合です。
この際、折衷案や妥協案、代替案を提供させていただくことが多いです。
妥協する、と言うとネガティブな印象を受けますが、ウェブ制作に限らず、話し合いに於いてはお互いに少しずつ折れることが重要だと考えています。
■ほとんどの話し合いは議論に勝つことが目的ではない
話し合いの目的は「話をまとめる」ことであって、議論に勝つことではありません。
そこで双方の歩み寄りが必要になる訳です。
この際に双方が「ここまでは妥協できる」案を持っておくと、そこから派生して折衷案や代替案を生み出しやすくなります。
そして、全く歩み寄らない相手に対しては早めに見切りをつけることができます。
■期待値を上げすぎない
妥協すると言っても、その妥協案に期待を持たせ過ぎてしまうと、約束を守ることが困難になり、信用の低下に繋がります。
100%守れることを約束し、完璧に遂行したほうが満足してもらえるはずです。
■政治は妥協点の探り合い
例えば、全く妥協せずに国際政治を進めた場合、経済戦争または戦争に繋がります。
アメリカのような強国の場合は、まず対立を生み出して相手から妥協を引き出し、常に有利な立場を維持しようとしますが…
いかがでしょうか。
話し合いが進まない時に、誰もが納得する代替案を用意できるなら最高ですが、大抵の場合そうはいきません。
あなたが強い立場であっても少し譲歩するだけで円滑に進むかも知れません。