選択肢は多いほど良いのか- ジャムの法則とチャンク
- 2019.07.10
選択肢は多いほど良いような気がしてしまいますが、ジャムの法則によると選択肢が増えすぎると購入率が低くなるということです。
例えば、Appleはその事業規模に比べて、製品の種類は極端に少ないです。
Appleでラップトップを買おうと思った時に大きく分けて3種類しかありません。
多くの選択肢があると、人は損をする選択を避けようとするので、買わなかったラップトップが自分が買ったものより良かったかもしれないと後悔するかも知れないと思って決心が鈍ってしまうと考えられているようです。
■最適な選択肢の数とは
当然、商品によって変化しますがMacBookであれば3種類で十分ですし、これが服であった場合はもっと選択肢が多くするべきでしょう。
つまり選択肢の数は商品特性とユーザーのニーズを合わせて検討がすることが必要になってきます。
また、ECサイトなどではカテゴリー分けや1ページの表示数が重要になってきます。
ほぼ無制限に表示できるウェブメディアではどの程度の情報量を与えるかが重要になってくると言われています。
■チャンクとは
チャンクとは、人間が知覚する際の「情報のかたまり(チャンク)」、あるいはその単位のことです。
短期記憶では人は情報量が違うものでも7±2しか覚えられないとも言われています(異論も多いですが…)。
つまり商品数が多い場合は、見せ方に工夫が必要ということです。
例えば、カテゴリーを分けたり価格によって差別化するなどが有効です。
ただし、これは短期的に行われた実験を基にした理論ですので、全ての商品に当てはまるかは難しいところです。