内閣府がVTuberを起用

2023.10.19

内閣府がVTuberを起用

内閣府は、主催する表彰制度「宇宙開発利用大賞」のPRキャラクターとしてバーチャルYouTuber（VTuber）「宇推くりあ」さんを起用すると発表しました。

この発表は2023年10月13日になされ、宇推くりあさんのイラストは同制度の公式Webサイトやポスターに採用されています。

内閣府特命担当大臣の高市早苗さんは、この起用について「募集を広く周知するため」との理由を述べています。

宇宙開発利用大賞は、宇宙開発利用の推進に大きく貢献した成功事例を表彰する制度であり、日本の宇宙開発利用の進展や、宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成を目的としています。

宇推くりあさんはロケット工学系のVTuberとして個人で活動しており、ロケットや衛星の打ち上げの際にはライブ配信による同時視聴企画などを行い、専門性の高い解説を提供しています。

特にJAXAの次期主力ロケット「H3」試験1号機の打ち上げ失敗時には、寄付を呼び掛ける投稿を行って話題となりました。

このVTuber起用は、広報活動における新しい試みとして注目を集めています。

実際、9月には総務省もSNS上での誹謗中傷対策を呼び掛ける動画と特設サイトにVTuber「壱百満天原（ひゃくまんてんばら）サロメ」さんを起用し、広報活動におけるVTuberの活用が進んでいることが伺えます。

宇推くりあさんは、PRキャラの就任発表後にX（旧Twitter）のスペース機能を通じて感謝の意を表し、また、自身が宇宙開発利用大賞を受賞した場合は辞退する方針であると明かしました。

これらの動きは、広報活動の多様化と、宇宙開発利用大賞の知名度向上に寄与するものと期待されています。

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