日本人は偶数よりも奇数を好む(のか?)
- 2019.08.24
広告コピーを眺めていると、特長を表すポイントを示すとき、偶数ではなく奇数が多いことに気づくと思います。
「働く女性に贈る5つのレッスン」
「幸せなキャリアを掴む5つの秘訣」
「生ビールのおいしさ3つのヒミツ」
調べてみると、とくに「3」「5」「7」が多いのだそうです。
そういえば冠婚葬祭の祝儀不祝儀は奇数の金額を包みますよね。
実際、「あなたは偶数が好きですか? 奇数が好きですか?」というアンケートで、
・ 52.8%の人が奇数が好きと回答
・ 年齢を経るほど奇数好きになる傾向がある
・ 女性のほうが奇数好き
という結果が出ているそうです。
この特性を広告などに使う場合、あなたの扱う商品やサービス、特典の中で他社とは差別化できる要素や特徴がいくつかある場合には、それらを「3」「5」「7」と結びつけて表現すると効果的だということになります。
また、訴求対象にキャッチコピーで印象に残す常套手段のひとつに「具体的な数字を使う」というものがあります。
「4人にひとりが選んでいます」 などのように、具体的な数字を使うと印象が強くなる傾向が認められています。
しかし、現在では都市伝説が流行ったことに起因して完全数である「6」や「28」「496」などが注目を集める傾向もあるそうなので、あくまでも奇数を好む傾向がある、と考えたほうが良いでしょう。