ジャーキングとは
- 2022.09.28
長い一日が終わり、ようやく布団に入って眠りについたと思ったら、ふいに体がビクッと動いて目が覚めてしまった。
誰もが一度は経験しているこの現象は「ジャーキング」と呼ばれるものです。
ジャーキングが起きやすい場面はいくつかあります。
まず、移動中の乗り物の座席や、勉強中のデスクなどで、少々不自然な姿勢でウトウトと居眠りしてしまったとき。
また、横になって眠れていたとしても、疲れている日はその寝入りばなに起きやすいそうです。
今のところその原因ははっきりとはわかっていませんが、一説によると、体がリラックスできていないまま眠ってしまったとき、体勢を直そうと筋肉を収縮させる信号を脳が誤って送ってしまうためではないか、とのこと。
そういえば、穴に橋の下に落ちる夢を見たときにもジャーキングが起きて目を覚ましてしまったことはないでしょうか。
これも、落ちたと錯覚した脳から信号が送られている、と思えば納得できますよね。
ジャーキングは不随意運動と呼ばれる、自分の意思とは関係なく体に起きる運動の一種で、しゃっくりなどもこの不随意運動にあたります。
ちなみに、しゃっくりに肺の下にある横隔膜のけいれんが関係していることは知られていますが、ジャーキング同様、しゃっくりが起きる正確な理由は明らかになっていません。
人の体は、まだまだ多くの謎を秘めているのです。