所有することは愛着を生む
- 2019.07.16
クルマやバイク、本などを売る際の査定の低さにがっかりしたことがある方も多いと思います。
これは、自分が所有したものに高い価値を抱きやすいからで、心理学では「保有効果」と呼ばれます。
試乗や試着、試用は商品やサービスを実際に試すことができてとても便利ですが、これには、人は一度、所有する、身に着ける、試着する、試乗すると、そのものに愛着が湧いて価値を感じるようになる、という保有効果が無意識に働くので、販売方法として理にかなっていると言うことができます。
つまり、購入を迫るよりも期間限定で使用してもらった方が良い、ということです。
モニター募集や無料の試供品は「気に入ったら買ってね」という意味以外にも、この保有効果を期待したもと言えるでしょう。
もちろん、全員が愛着をもって価値を感じはじめる訳ではありませんが、一定の効果は期待できると思います。
いかがでしょうか。
営業などで売ることに特化するだけでなく試用してもらうことを顧客にアピールしてみてはいかがでしょうか。